伊達娘恋緋鹿子−火の見櫓の段

能勢淨るり月間ONLINE〜人形浄瑠璃野外公演〜

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☆令和3年1月30日(土)から公開

古典演目/2013年9月「浄瑠璃の里 能勢浄瑠璃公演/倉垣天満宮(能勢町倉垣)

作:菅専助、松田和吉、若竹笛躬の合作

 天和2・3年(1682・3)頃に、八百屋の娘お七が恋人のために放火をし火あぶりの刑に処せられる、という事件が起きます。井原西鶴は「好色五人女」に書き、元禄時代には人形浄瑠璃で舞台化されました。

 八段つづきの世話物ですが、現在は六段目の火の見櫓の段だけが上演されることが多いです。

あらすじ

 大火に類焼した八百屋久兵衛の娘お七は、避難先の寺小姓の吉三郎と恋仲です。雪の夜、吉三郎からの書き置きで、恋人の命が今夜限りと知ったお七は、吉三郎を助けるために必要な天国の剣を武兵衛のもとから盗み出そうと決心します。

 江戸の町では九つの鐘を合図に木戸が閉められてしまい、火事のとき以外は通行できなくなります。お七は剣を手に入れても吉三郎に渡すことができないと思い、火あぶりの刑を覚悟で、火の見櫓に上り半鐘を打ち鳴らします。